それは3回目の大学受験に失敗した主人公が、ある日町中で瀕死の老人を助
けたことから始まった。老人を病院に連れて行き、
帰るタイミングを逸した主人公の前に一人の可憐な女性が現れる。女が言うには、
助けた老人は会社の社長で、全ての財産を助けてくれた
主人公に相続するように言い残して、たった今亡くなったと話す。

ポケットの中に42円しかなく、自殺しようかとさえ考えていた主人公は、
わけもわからずほんの軽い気持ちでサインをするが、その後女から驚くべき事実が明かされる。

死んだ老人はカラオケ店のオーナーで、名うての企業家として名をはせた伝説の人だった。
しかし昨今の不況と、投機の失敗、不動産価値の下落etcによる多額の借金を抱えていた。
しかも銀行融資が受けられず、手形の決済のためにとんでもない所から金を借りており……。

「では、よろしく」

朗らかに微笑む女は最後の社員だった。その瞬間に社員ではなくなったが。

「あ、ちなみに社長は47歳。悪徳業者の取立てで苦労したらしいから……。
もう見た目は70だよね。私もね、借金払わないと社長の家族売り飛ばすとか
言われてて責任感じてたんですよ。いやー他人でも、
美人の女の子をそーゆー風にするのって、心が痛むじゃないですか。
そうでしょう?痛みますよね?じゃ、あとよろしく」

出て行き際に、そんな事まで言い放つ最後の社員とやら。

主人公の手元に残されたものは……

 カラオケBOX一店舗(抵当)
 普通の一軒家(抵当)
 姉妹3人(母親は失踪中)
 現金42円
 借金1,146,719,251円

以上。

というわけで、ついさっきまで平凡な浪人生だった主人公は、たった今より「借金王」となった。
数奇な運命に導かれ、カラオケ店のオーナーになった主人公は、
個性豊かな美少女姉妹3人と共に、店を切り盛りすることに。
ライバル店と客を奪い合いながら、利息もキッチリ払い、姉妹のハートをゲットしよう!

最大のピンチこそ、最大のチャンスだと信じて――





Copyright 2002,2003,ECOLE/REINDEER/EMU-----

当サイトは I E6.0で動作確認をしています。 推奨フォントサイズは中です。当ホームページ内すべての掲載物の無断転載を固く禁じます。
レインディアは株式会社エコールソフトウェアの美少女ゲームブランドです。