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‘3.[New]南へ・・・’ カテゴリーのアーカイブ

南へ・・・狂乱の歓楽街

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マカオにやってきました。マカオにやってきた目的は、

 ・「マカオのオカマ」という言葉が名古屋名物「エビフリャー」とか
 「ヒャーリャート」と同様の単なる語呂の問題なのかそれとも
 本当にオカマが盛んなのかを確認すること
・中国大陸のにわかお金持ちがマカオのカジノに来て、一プレイ50万円
 位の勝負をして、負けたら「アイヤー」っていうという伝説が真実か
 調査する。
・カジノで稼いで、マカオのホテルに泊まって、ずっと所持金を減らさないで
 何日間過ごせるかを調査する。

こんな感じで、マカオを乗り切ろうと思います。

バスで虎門を出発して2時間、珠海に戻り、国境のゲートを通過。
外国人用のレーンが2レーンしかなく、通過に1時間かかるといわれているゲート
ですが、今回はあっさりと30分で通過。どうやら曜日と時間を考えれば
特に混雑していないようです。

まずはホテルに到着
以下、レセプションのおねいさん(ネ)、マナベ(マ)

マ「チェックインしたいんですが、予約は入ってますか」
ネ「予約は入ってますけど申し込まれたデラックスルームが満室です。今回だけアップグレード
  してあげるから、当たり前と思わないでね」
マ「イエッサー。ということで、部屋はネットが使える部屋にしてくださいね」
ネ「オーマイガー、ネットが使える部屋はさらに上のクラスの部屋になります。追加で80HK$払ってね」
マ「しょうがないなぁ、1日でもネットが途切れると耐え難いネット禁断症状が起きて泡吹いて
  倒れますから」
ネ「それは重病ですね。倒れそうになったら20階のクリニックセンターに行ってくださいね」

そんな感じで、約900円追加で払って強制アップグレードされた部屋はどうかというと・・・
広い・・・、広い、めちゃめちゃ広い。2部屋もある。東京でとまる15平米の東横インとはぜんぜん違う。

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リビングだけでも10人は座れそう。
これは、いわゆるプチスイートというクラスかな。
これなら、デスイベント基準なら20人は入れそう。
これに一人で泊まるなんて、無駄無駄無駄

ということで、今日はあまり外出しないで、日本でお留守番中のアニッタ軍曹でもメッセンジャーで
からかって過ごすことにしよう。

その前にちょっと散歩・・・
グランドリスボアが完成していました。

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完全に構造力学を無視した、普通ありえない
ビルの上のほうが大きくなっている構造。
作った奴、マカオには絶対に地震が来ないとタカくくっているだろう、
その油断が命取りなんだよぉ、倒壊しても知らないからな

ベネチアンに行きました。

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ラスベガスよりさらに大きい気がしました。しかし、見ものの運河には余り人がいません。
どうやら中国の方は、文化施設よりカジノのほうに興味があるみたいですね。

誰も乗っていないゴンドラ。

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偉い人の石造があってみんなが拝んでいました。だれの像かわかってるのかな

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近くに行くと、足元にお金が・・・・

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日本と違って紙幣がおいていました。中国と日本の文化の違いを目の当たりにしました。

そして・・・・

夜の繁華街を探索しましたが、オカマはいませんでした。
ということで、1つ目の疑問、マカオのオカマは語呂だけの問題だった様です。
その後、セナド広場の有名店で牛乳プリンを食べました。旨い。
マカオ名物アンドリューのエッグタルトは旨いけど、甲子園のららぽーとにあるものと
同じ味でした。

次にグランドリスボアのカジノで2時間調査しました。
残念ながらカジノは撮影禁止なので写真はありません。

そして、いました。10000HK$(10万円くらい)のチップを10枚もつんでバカラを
やっている突発性金持ちの人がいらっしゃいます。
どうやら、1万円くらいから勝ち続けて、100万円くらいになったところで、
全部つぎ込んで大勝負です。
プレーヤーにかけた相乗りの人も息を呑んで見つめてます。

そしてカードがあけられます。慎重に端からめくって・・・

「アイヤー」
ついに聞けました。感動的なシーンです。はるばる日本から来てついに聞けました。
ありがとう、マカオのオカマ、ありがとう、クルムシ二等兵・・・

ただアイヤーを言ったのは、一番たくさんかけていた突発性金持ちの方ではなく
相乗りで3000円かけていた隣の人でした。突発性の人は呆然としていました。
結論。大負けするとアイヤーもいえなくなるくらいショックだからアイヤーは言わない

その後、アイヤーも聞けたので、機嫌よく大小「ターシャオ」をやりました。
サイコロを3つ投げて11より大きいか小さいかにかける簡単なルールです。
私は、難しいバカラとかは体質的に不向きなので、ターシャオ専門です。

台を転々としながら、確率によじれが発生している台を探します。
要するに、大が3回続いていれば、次も大の可能性が高い。
確率論的にはありえない話ですが、ターシャオの世界では普通にありえます。
中国文化は奥が深いぜ、普通の確率論なんかは吹っ飛んでしまう勢いがあります。

まあ、ちょっと考えると、混ぜ方がゆるくて、あまり混ざらずに前の目が連続して
出ているだけとも考えられますが・・・

ということで、結果です。

2日滞在で、ホテル代が6000円×2泊(安い!平日のマカオは安い)
ターシャオ1日目、15000円勝ち
ターシャオ2日目、20000円勝ち

食事代、400円×5回、ビール代200円×5回

ということで通算20000円の勝ち

このペースだと、ちまちまとターシャオをやりながらずっとマカオで住み続けることが
できる計算ですね。

そんな感じで、南へ・・・は

これで終了。

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南へ・・・虎門

以下、クルムシ二等兵(ク)、マナベ(マ)

ク「マナベ社長、東莞には砲台跡があるらしいですよ、エコールのスタッフなら
  立ち寄らないわけにはいかないでしょう」
マ「そりゃそうだ、で、それはどんなところだ・・・」
ク「虎門というところにある威遠砲台というところらしいです」
マ「そうか、では早速出発」

南城バスターミナルからバスに乗って出発します。
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ということで威遠砲台につきました。
入り口で、警備員にチケットもってこいといわれ、
チケット売り場へ・・・

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おねいさんに100元渡してチケットを売ってもらおうとすると、
売ってくれません。
新種の嫌がらせかなと思っていると、
後から並んでいる人が次々窓口に手を伸ばしてチケットを略奪
していくではないですか。

しばらく考えた末、100元札を回収してチケットを略奪することに。
そうして手に入れたチケットには免費ってしっかり書いてありました。
ただなら、入り口でチケットを回収しなければいいのに、
わざわざチケット売り場を作っておいて、そこでただのチケットを配って
それを入り口の兵士が回収するなんて、なかなか中国は奥が深いぜ・・・

砲台です。20門くらい並んでいました。
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途中の通路は友が島の砲台となんとなく似た感じはします。

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いつものくせで階段を探しましたが、ここにはめぼしい階段はありませんでした。

ク「なんか、ここっていまいちなんじゃないですか」
マ「たぶん、もうひとつあった別の砲台跡のほうがすごいんじゃないかな」
ク「いってみます?せっかくですから」
マ「めんどうだからやめておこう。どうも中国に来てから面倒という気分が
  頻繁に起きるが何でだろう」
ク「やっぱり、オタクの街じゃないからでしょう。われわれはオタクの世界でしか
  生きられない体になったのでしょう」
マ「では、このような全うな観光地はスルーして、海賊本とか売っている街に行こう」
ク「そうときまれば、いよいよマカオに突撃ですね」

ということで、虎門はとくにオチもなく静かに進行しました。

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南へ・・・大陸の街、東莞

南へ・・・2

二つ目の都市、東莞に向かいます。
バスで2時間、バスは高級感あふれる革張りシートの
3人がけ、新幹線のグリーン車より気持ちいいぞ。
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寝て起きたらもう東莞に到着、バスは車庫に入って運転手が
バスから降りるところでした。
もうちょっとで炎天下でバスに閉じ込められるところだったぜ、危ない危ない

ホテルは東莞賓館、古い中国のホテルで、広い敷地にゆったりと建物が
たっていて風流な感じだが、いつもの癖で藪の中にイノシシとか
隠れてないかつい探してしまうぜ。

部屋の掃除ができるまであと2分とおねいさんに言われたが
2分待つのも時間がもったいないので、昼食に出かける。

レストランで久しぶりにクルムシ二等兵が話しかけてくる。
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ク「きれいなレストランだけど、中国人でいっぱいですね」
マ「そうだな、20年位前に海外に行くと、どんな田舎に行っても
  一人くらい日本人がいたもんだが、最近は見かけで区別がつかないし
  そもそも日本人がいない気がする。日本語も聞こえないし」
ク「なんか、急に日本が恋しくなってきました、王将の餃子が食べたい・・・」
マ「なんだ、3日目なのにもう弱音をはくな。そうだいいことを考えた。ここで
  餃子2人前と白飯を頼んで餃子定食にしてやるから、それで我慢しろ」
ク「また、インチキですか。どうもエコールのインチキ体質はこういうところから
  来ているんですね」
マ「インチキじゃない、芸風と呼んでくれ。人のやらないことをいつも探すのが
  ライフワークじゃないか」

といっているまに餃子とご飯が到着。
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ク「見た目だいぶ違いますが・・・えびとかはいっているし」
マ「これはえび入り蒸し餃子と肉餃子だな、まあいいことにしてくれ」
ク「おお、これ食べるとうまいですよ。王将の餃子より味は薄いが上品な感じですね」
マ「なんか、普通の感想だな、まあ、王将の餃子がうまいといっている時点で、
  ゲーム業界の人間だということを証明しているようなものだ。普通の家庭では
  数回しか食べたことがないというのが多いらしい、われわれのように週に
  7回も王将に行くのは普通ではないらしい」
ク「そうなんですか、でも僕は毎日食べるなら王将でいいです」

マ「おお、いかん。しゃべっていると20分もたってしまった。さっさと部屋に行かなければ」

ということで東莞では町の見学をして回り、足裏マッサージにいってビール飲んで
帰って寝てしまいました。

東莞でわかったこと・・・
・タクシーの運転がうまい。中国はもともと車優先だが、よくまあそのスピードで
 歩行者がたくさんわたっている交差点に突入してもよく一人も轢かないですんでる
 そのことが驚き。どの運転手もそんな感じだが、毎日ずっとこれをやってると
 週に一人くらいは轢いてるんじゃないかと問い詰めたくなる。
・最近、日本人と中国人の区別がつかないくらい一部の中国人は洗練されてきている。日本人ピンチ
・焼き飯が安い、7元(約100円)しかも量が多い。
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 真剣に中国でゲーム製作をやろうかと考えてしまう。

まあそんなところで、東莞は終了

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