〔第一回〕
ＮＡＯＭＩちゃんチョコマーカーを語る
記者：みなさん明けましておめでとうございます。本日は、アーケード業界のアイドルから女優へと華麗な転身をされたＮＡＯＭＩさんにお越しいただいております。
ＮＡＯＭＩ：ＮＡＯＭＩちゃんでーす！！みんなー！明けましておめでとー！！
記者：ＮＡＯＭＩさんにとって２００１年はどうでした？
ＮＡＯＭＩ：ハーイ！アルカデミー賞１，２，３位独占のトリプルフィニッシュ達成の快挙でーす！！前人未踏でーす！これもみなさんの暖かいご声援のおかげと、ＮＡＯＭＩ、ホント感激でーす！
記者：（前人未踏って、アルカデミー賞は出来てまだ２回目じゃないかよ、、、）、、、、そう言えばライバルのニシローさんは今一つでしたね。
ＮＡＯＭＩ：えっとぉ、最近ニシロー君のトコとウチの事務所、仲良いみたいなんでノーコメントです！
記者：その点についてもう少し。
ＮＡＯＭＩ：ノーコメントです！ところでこれ、何のインタビューですか？テレビ？新聞？雑誌？
記者：、、、、、ええ、インターネットのＨＰですが、、、
ＮＡＯＭＩ：、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、インターネットのＨＰ？
記者：インターネットのＨＰです。
ＮＡＯＭＩ：、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、なあんだ。気合入れて損した。で、何が聞きたいのよ？
記者：、、、、、、、、、、いきなり豹変しましたね。
ＮＡＯＭＩ：どーせ、ネットの宣伝効果なんざタカが知れてんだから、何言ったってバレやしないって。原稿、後でチェック出来るんでしょ？で、何だっけ？
記者：最近のご活動など、、、、、、
ＮＡＯＭＩ：その前に、２００１年のアーケード基板市場は、このＮＡＯＭＩがシメたって事でいいかな？
記者：、、、、え、ええ。いいです。で、最近のご活動など、、
ＮＡＯＭＩ：ハーイ！ＮＡＯＭＩもついにルーターとかくっついて、ネットとかケータイとか使えるようになりました！最近はネットサーフィンが趣味でーす！ＮＡＯＭＩ、ようやく「オマエモナー」とか「逝ってよし」の意味がわかったよ。そんでもって、昨年末発売の白黒縦シューの家庭用移植阻止のために日夜ネット上の世論操作に注力してまーす！てめえら基板買え。
記者：そう言えばＮＡＯＭＩさんご自身が作られていたホームページはいつのまにか消滅したようですが。
ＮＡＯＭＩ：ハーイ！ホームページでユーザー向け情報発信って、ＮＡＯＭＩ自身には一銭にもならん事にようやく気づきました！それにバーチャルネットアイドル乱立のご時世に今更感も否めないし。なんか１２歳の奴とか最近でかい顔してるらしいけど、ＮＡＯＭＩはまだ３歳だから。ま、気がむいたら復活するかもね。ところで、ＮＡＯＭＩＢＢＳに書き込んだ事のある人におねがーい！ウイルスの駆除はちゃーんとしてほしいな！ウイルスメールウザイんじゃゴルァ！今すぐ回線切って××××××！！
記者：（基板で３歳って、人間で言えば４０歳越えてんじゃないかよ、、。）そ、それでですね、今度エコールソフトウェアさんがＮＡＯＭＩさんに新作を出されることになりまして。
ＮＡＯＭＩ：エコール？あ、ああ。まだあったんだあの会社。あン時は大変だったなあ。
記者：と、いいますと？
ＮＡＯＭＩ：いやぁ、ＮＡＯＭＩ、この業界結構長いつもりだけど、シナリオまで手伝ったのはあの会社が初めてだわ。
記者：シナリオのお手伝いですか？？女優のＮＡＯＭＩさんが？自ら？？
ＮＡＯＭＩ：そうそう。そんでもってＮＡＯＭＩがせっかく「ラブコメ調ハッピーエンド」で無難にまとめといてあげたのに、製品版見たら「銃社会批判エンディング」に変わってて、一体この人は何の宗教にハマりましたか？とマジで頭抱えたもんよ。
記者：今明かされる衝撃の事実ですね。
ＮＡＯＭＩ：正直、あんま関わりたくないなあ。遠くから見てる分には楽しいけど。
記者：で、この「ムサピィのチョコマーカー」なわけですが。
ＮＡＯＭＩ：なっげえ前フリだなあオイ。どれどれ？、、、、、、、、（プレイ中）、、、、、、、あら？結構面白いじゃん。エコールのくせに。
記者：イケそうですか？
ＮＡＯＭＩ：まあ、ルール自体は単純でいいんじゃないの？なんとなーく奥も深そうだし。しっかし取っ付き悪いわねえ。ちゃんと直しなさいよ。
記者：具体的にはどのあたりを？
ＮＡＯＭＩ：まず、名前が駄目。ＮＡＯＭＩがかっこいい名前考えてあげる。そうねえ、、、、「エルシディオン！」
記者：「エルシディオン」、、、ですか？
ＮＡＯＭＩ：エルシディオンのチョコマーカー！略して「エルシィのチョコマーカー」！愛称は『エルスィ』として、外国人男性の渋く美しい英語風発音で定着させれば究極のカッコ良さよ！
記者：ハァ、確かにそんな気もしますね。
ＮＡＯＭＩ：ネタにマジレスすんなよ。
記者：、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。
ＮＡＯＭＩ：まあ、本気なら止めないけど、商標調査はしっかりやっとけ。どっかの会社が乱獲してっから。
記者：、、、、、他にはどのあたりを直せば？
ＮＡＯＭＩ：キャラ。全部変えろ！一匹残らず！
記者：つらいところですね。特にエコール社にとっては。
ＮＡＯＭＩ：これをムササビと言い張る感性を小一時間問い詰めたい。ま、ウチのアンテナショップでテスト的に置くくらいいいわよ。置くだけね。置くだけ。評判悪かったらボツね。
記者：アーケードの宿命ですね。
ＮＡＯＭＩ：一部好事家の面白いって声だけで売れる時代じゃないのよ。ところで、このインタビュー、どこのＨＰに掲載されるんだっけ？
記者：エコール社のＨＰです。
ＮＡＯＭＩ：、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、エコールＨＰ？
記者：、、、、、、、、、、、、、、、、、、、エコールＨＰです。
ＮＡＯＭＩ：うっそーーーーーーー！！？？Ｇａｍｅ○ｐｏｔとかファ○通．ｃｏｍとかじゃなくてーーーーーーーーーー！？しーーんじらんなーーーーーい！ＮＡＯＭＩ、女優よーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！帰る。
記者：ああ、ちょっと待ってくださいＮＡＯＭＩさん！！ＮＡＯＭＩさん！！、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、ちょっとマネージャーさん！どういう事ですか！？
マネージャー：ああああああああ、ごめんなさいごめんなさい！ＮＡＯＭＩちゃん、朝からお腹の調子悪くて、、あと風邪気味で、あと虫歯で、、あと、、その、、あの、、、、、、、、、、、、、、
記者：どうしてくれるんですか？これじゃ記事になりませんよ。
マネージャー：あああ、あの、その、かかかか、代わりに、わわわ、私のインタビューじゃダメですか？「輝け！大日本家庭用ゲーム大賞」で、金のＣ○ＳＡ賞とかを総ナメした事ある私じゃダメですか？
記者：ダメに決まってんだろ。
マネージャー：あああああ、すみませんすみません！書きます！私が原稿書きます！捏造します！珊瑚にイニシャル彫ります！！すみません！
記者：あー、締切り明日だから。それじゃよろしく。
注：この物語はフィクションです。なんかクレームとか来たら速攻削除します。